【関連預言】


☆8   「いずれ来るカリユガの時代、悪は世界を四分の三まで支配
     する。さらに四分の一の不正がはびこり、世界を覆いつくそうとするとき、
     神は地上に化身する。
      アクシャヤの年、カールッテイカの月、クリシュナ・チャトゥルダシ
     ーの火曜日、アールドラーの星のもと、無限のシッディを持つこの人は
     生まれる。
      彼はその前にシルディに化身する。そのとき、地上の人びとを苦しみ
     から救うため、人びとの祈りに応えてもう一度転生することを欲する。
     彼はリンガ信仰の地、ウラバァコングで学校に通う。寛大で、同情心
     に富み、過ちに対しても怒りをあらわにしない。
      聖賢たちは、この人が、イッチャー・マラナプラーティ(思いの時に
     死ぬ能力)を持ち、こルヴッカルパ・サマーディ(究極の法税)の状態
     にあり、ただダルマ(正義)を守るために生きていると宣言する。
      彼はさまざまな姿で現れ、ダルシャン(拝謁)を与える。困難と危険、
     そして重荷を取り去る。自らの遍在を信者に示し、信者は、彼に帰依す
     ることで罪を清め、平安を得ることができる。
      この世への執着を一切持たず、ものごと全て、意のままに行なう。そ
     の使命はプラジョーパカーラ(人々の救済)であり、そのために、彼は
     適切なときに、適切な方法で、必要なものの全てを与える。
      真理と正義、そして愛の化身。彼はサティア(真理の)・サイパパと
     呼ばれるだろう。
      彼の恩寵で、人びとは困難を克服し、重荷を退け、成長する。短期間
     にその偉大さは知られ、世界がサティア・サイパパを崇めるだろう。彼
     は一カ所にいても、同時に多くの場所に現れ、神聖な行為とその成就が
     見られる。
      尊神サイパパは、マハーヴィシュヌ・スワルーパ(至高神ヴィシュヌ)
     彼は、自然法則を越えた癒しの力を持つ。サイパパはその力を、この世
     界の人びとのためだけではなく、より高い世界の生命体(天使や妖精な
     ど)のために用いる。病気や苦しみを、自ら引き受けることもある。彼
     はさまざまの姿で現れ、人びとに祝福を与える。
      彼が、アシュラムをつくり、霊性を教える教育機関を設立するや、そ
     こにはおびただしい数の信者が集まるだろう。彼にできないことはない。
     彼が知らないこともない。それは神に備わる力であり、訓練の結果では
     ない。
      この化身は、頭で理解することはできない。経験することができるだ
     けだ。研究することもできない。味わうことができるだけだ。
      このような人格に接し、その影響を受けることで、人の罪は自動的に
     消え去る。単なる視線、交わされたたった一言の会話が、人を清める。
     それは、ヴィシュヌ神に会うことに等しい。
     尊神サティア・サイパパの真実に気づいたとき、その人の解脱は近い」
                                       『真実のサイパパ』[青山圭秀著 三五館]

〔注 現在インドにいるサイパパの信者は世界中にいますが、彼の影響力
    は世界規模ではありません。また、彼の思想の核心は伝統的なヒン
    ドゥー教の「神との合一」思想で、神秘主義です。〕


                                             



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